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通学途中、電車での出来事。いつも混むような電車には乗らない主義だ。しかし運悪く寝坊して、時間に間に合わないので、早く着くが、混んでいる電車に乗った。椅子の前に立ち、つり革をもって、電車に揺られる。人の乗り降りは激しく、流されないように捕まっていてもやはり流されてしまう。そんな中に一組の老夫婦が乗ってきた。おじいさんがおばあさんの腰に手を当てて、ゆっくりと中へ進んでくる。しかしわざと椅子の方へは行かず、真ん中の方で立っている。私は座っている人を見た。スーツの若そうな人から、中年男性まで、様々な人が座っているが、誰一人として、彼らに席を譲ろうとはしない。しかし気づいてはいるのだ。そんな中、一人の大学生っぽい女性がすっと立ち上がり少し人をかき分けて、「こちらどうぞ、おかけになってください。」と、柔らかな物腰で話しかけた。老夫婦はそんな、と遠慮していたが、よく見るとおばあさんの方は足が悪いのだろうか、補助器具を足につけている。彼女がこれに気づいていたか、否かはわからない。しかし、彼女のおかげで足の悪いおばあさんはその先、椅子に腰掛けることができた。それにつられて横にいたスーツの若い男性が、「こちらもどうぞ」とすこし恥ずかしげに声をかけた。その一部始終を見ていた私はなんと若者の素晴らしいことか、と感じたのである。若い者が席を譲る、それは当たり前のようで、誰しもができるわけではない。しかし一人の女性の勇気ある一言と、行動にとても感動した。それだけではなく、その行動が、見ず知らずの男性の心を動かし、自らも行動を示したのである。
少しの勇気が、一言が、人の心を動かし、人を守る。きっと老夫婦は自分たちを見たら気を使ってしまうだろうという気遣いから、椅子から遠い席に立っていたのだろう。しかし、おじいさんはおばあさんだけでも座らせてやりたい、と思っていたに違いない。立ち続ける事が妻にとってどれほど辛いことか、一番わかっていたはずである。その心を汲み取り、さりげない優しさで老夫婦の心を救い、その電車に乗っていた全ての人の心を動かした彼女の行動は賞賛に値するものであり、今の若者にも、こうして人を思いやり、一歩踏み出すちからがあるのだ、と思い知らせてくれたのである。


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